2018
04.30

モーツァルトの楽譜

Category: ソナタ
 前から気になっていたのですが、、、
ウィーン原典版と家にある解釈版では所々記譜が違うんですよね。

例えば、K279 1楽章の楽譜。
モツ229-1 モツ229-2
左はPeters版、右がウィーン原典版です。
この楽譜を見比べると、棒(もしくは符尾)、旗(もしくは符鉤)・連桁の
つき方(上、下)が違いますよね。
ウィーン原典版は上と下両方についている部分があります。

こちらはK310 1楽章4~9小節部分。Peters版
K310 6 K310 5
ウィーン原典版
K310 3 K310 4 
ウィーン原典版に記載されている「演奏への助言」に
”記譜の特徴とその演奏”として次の様な記述があります。
~複合した符尾付けは、モーツァルトの多くのピアノ書法のポリフォニックな基礎を
 つねに示している。モーツァルトはフレーズ構造やアクセントを明確にするために、
 連桁(れんこう)を使って個々の音を一連の同様の音符から分けている。~ 

・・・つまり、バッハの音楽のようにポリフォニック(多声音楽)と捉えて
各声部のつながりを考え、縦の響きと横の流れを立体的に聞こえるように演奏する、
ということか?・・・上手い表現が見つからへん・・(;´Д`A ```
音を読むだけでなく、楽譜を色んな方向から観察して深く読むことが大切なのかな?


  因みに・・ウィーン原典版に掲載されているK310 1楽章の自筆譜
K310 1 K310 2
自筆譜を見ると、左手の楽譜もテノールとバスの2声部で書かれていますね。

楽譜って面白いですね~~。
見方を変えると(?)いろんなことが分かりますね。


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コメント
そういえば、モーツァルトのソナタは331の1楽章だけ弾いたことがあるのですが、最初は全音を使っていたんですけど、あまりにも違うので、途中からウィーン原典版に買い換えたことを思い出しました。ほんっとに違っていたんです(;´▽`A

以降、新しく楽譜を買う時は原典版を買うようになりました。
ねこぴあのdot 2018.04.30 22:01 | 編集
ねこぴあのさん、こんばんは~コメントありがとうございます!
> そういえば、モーツァルトのソナタは331の1楽章だけ弾いたことがあるのですが、最初は全音を使っていたんですけど、あまりにも違うので、途中からウィーン原典版に買い換えたことを思い出しました。ほんっとに違っていたんです(;´▽`A

そうなんですか!モツソナの全音版は持っていないのですが、全音は全体的にスラーが多いですよね。
私は最初春秋社井口版を使っていて、332 2楽章の楽譜がCD(内田光子さん)の演奏と全く違うのでPeters版を購入しました。
が、やはり原典版とは違いますね。

> 以降、新しく楽譜を買う時は原典版を買うようになりました。

私も最近は原典版を使うことが多いです。
原典版は装飾音の譜例などがないので時々解釈版を参考にしています。
amydot 2018.04.30 22:39 | 編集
楽譜って、色々なことが読み取れて面白いですよね~~

私はメインにベーレンライター原典版を使っているのですが、K279の上の部分はウィーン原典版と同じ、K310の方はPeters版と同じでした。
ウィーン原典版の右手は自筆譜と同じですよね?
ベーレンライターの前書きを見ると、自筆譜に基づいているらしいのですが、原典版といっても微妙な編集による違いがあるものなのですね。ん~~、謎が深まる…(笑)
Nekoushidot 2018.05.01 00:07 | 編集
Nekoushiさんこんにちは^^コメントありがとうございます!

> 私はメインにベーレンライター原典版を使っているのですが、K279の上の部分はウィーン原典版と同じ、K310の方はPeters版と同じでした。

そうなんですか?!その違いはどこからきたのでしょうね・・

> ウィーン原典版の右手は自筆譜と同じですよね?
> ベーレンライターの前書きを見ると、自筆譜に基づいているらしいのですが、原典版といっても微妙な編集による違いがあるものなのですね。ん~~、謎が深まる…(笑)

ウィーン原典版は自筆譜と同じですね。(さすがに左手は同じではありませんが・・)
編集された時代とか、編集社の事情とかあるのかな?
ヘンレ版はどうなっているのか確かめたくなりました(笑)
amydot 2018.05.01 14:37 | 編集
バッハの音楽と同じようにポリフォニーと捉える…
なるほど、そうなんですね。
実際問題弾く時にはただの和音と思って弾くのと、ソプラノとアルトだわ~って思いながら弾くのと音の出し方って変わってきますよね。(技術が無いと表現に至らないかもですが(^^;)
自筆譜を見ると作曲者の意図がわかることがあるのですね。
原典版の楽譜を注意深く見る事はとても大事なのですね…
ね~み♪dot 2018.05.07 14:19 | 編集
ね~み♪さんこんにちは^^コメントありがとうございます!

> 実際問題弾く時にはただの和音と思って弾くのと、ソプラノとアルトだわ~って思いながら弾くのと音の出し方って変わってきますよね。(技術が無いと表現に至らないかもですが(^^;)

だと思うんです。技術的には難しいかもしれませんが~~(^^;
縦の和音の響きと横のメロディや各声部の流れ、両方大切なんだなぁ~と、いろいろ本を読んでて思いました(笑)

> 自筆譜を見ると作曲者の意図がわかることがあるのですね。

今まで自筆譜をじっくりと見たことはなかったんですが💦
今回原典版と解釈版を見比べて、原典版にある自筆譜を見たら・・あれ?
・・と思って記事にしてみました。
ショパンのパデ版にも自筆譜が載ってますね。
じっくり見たら何かわかるかな?(・・老眼にはつらいけど 爆)
amydot 2018.05.07 18:07 | 編集
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